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うえけんの長期投資への道

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長期投資についてあれこれ語ります。長期投資に関心のある人はお立ち寄りください

各指標の数値を検討する(1)

これまでの日記では、長期投資に資する銘柄を探すための条件を検討してきました。今日以降はこの条件の中でも各指標の基準となる数値を調査することにします。

これまで述べてきた条件とは以下のとおりでした。

条件1 予想PERは市場平均レベルで充分であること
条件2 配当利回りも①と同様に市場平均レベルで充分であること
条件3 上場年月が古い企業であること
条件4 2002年以降減配・無配がないこと
条件5 BPSが安定的に成長し続けていること
条件6 ROEが高いこと
条件7 有利子負債営業利益率が低いこと
条件8 設備投資売上高比率が低いこと

これを条件別に見ていきましょう。

条件1 予想PERは市場平均レベルで充分であること
2012年12月28日現在におけるTOPIXの予想PERは16.95倍です。概ね市場平均でよいのであれば、予想PERは20倍程度までとします。

条件2 配当利回りも①と同様に市場平均レベルで充分であること
2012年12月28日現在におけるTOPIXの予想配当利回りは2.33倍です。これも2.5%程度まで許容されるものとします。

条件3 上場年月が古い企業であること
この判断が難しいのですが、あとから変更できる数値として、今回は1982年1月以前に上場した企業とします。上場企業全体でスクリーニングをかけたところ、該当する企業は215社となりました。

条件4 2002年以降減配・無配がないこと
これは目利きで判断するしかなかったのですが、確認したところ該当するのは81社ありました。ただし、記念配当や特別配当があった場合は考慮しないこととしました。

条件5 BPSが安定的に成長し続けていること
これは過去10年間というスパンでBPSが成長しているかを確認します。計算に当たっては年平均成長率(CAGR)を用います。これによると該当するのは75社ありました。

ここまでは、投資条件としては比較的明快な部分がありますが、条件6、条件7、条件8については数値的な基準が必要になります。

この数値に関する基準については、次回以降で述べていきたいと思います。
by ueken2525 | 2013-01-21 21:56 | 投資方針

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