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うえけんの長期投資への道

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長期投資についてあれこれ語ります。長期投資に関心のある人はお立ち寄りください

気が付けば、昨年12月以来のブログ更新となります。基本的に長期投資においては平和な株式相場が続いています。

昨今、ウクライナ問題や中国のシャドーバンク問題といった外的要因や、消費税増税、黒田日銀総裁の「追加緩和しないよ」発現といった国内要因においてアベノミクスは終わった、とか日本株崩壊といったネットニュースも散見されます。また、個人ブログにおいても総悲観な論調が続き、いつ相場からフェイドアウトしようか、とか弱気な記事も見られるようになりました。

高配当を享受することを最大の目的とする当ファンドにおいては、昨今の軟調な相場にあっても、正直まだまだ高い、という評価であって、買いのラインには到底届かない株価水準です。少なくともあと10%以上下落しないとまったく出番がない状態です。

わがポートフォリオにおいても今年の軟調な相場を受けて当然大きく下落していますが、当ファンドは株価の値上がり益ではなく、配当を受けることが目的であるので、地合いが悪かろうが、決算が悪かろうか全く関係がなく、いつもニコニコホールド状態なのであります。

とは言え、すこしづつ軟調な相場を受け、監視銘柄においてももう少し下落すれば買いのラインまで落ちてくる銘柄も見られ始めました。このあたりで、もう少しで投資開始銘柄をまとめておこうと思います。

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7615 京都きもの友禅
     株価997円 目標株価954円
9883 富士エレクトロニクス
     株価1208円 目標株価1136円
4323 日本システム技術
     株価610円 目標株価568円
8898 センチュリー21
     株価3710円 目標株価3409円
8132 シナネン
     株価374円 目標株価340円
3143 オーウイル
     株価708円 目標株価681円
9986 蔵王産業
     株価1040円 目標株価1000円
1935 TTK
     株価441円 目標株価409円
9717 ジャステック
     株価698円 目標株価681円
5015 BPカストロール
     株価537円 目標株価522円
2317 システナ
     株価701円 目標株価681円
8904 サンヨーハウジング名古屋
     株価905円 目標株価863円

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※下落率10%以内で投資対象となる銘柄
※株価は平成26年4月11日現在

2012年なんかは、配当利回り4%以上の銘柄はゴロゴロしてましたからねえ。その水準に株価が落ちてくるまでのんびり待とうと思います。
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# by ueken2525 | 2014-04-13 18:13 | 保有銘柄
すっかり放置状態の当ブログですが、書くことがなかったので仕方がありません。世間では長期投資を実践しているブログがあまりないのですが、長期投資は基本的にヒマなので書くことがない以上ブログがあまり存在しないのも無理がありませんね。

久々の更新ということで、わが高配当ファンドにおける今年の配当金がほぼ確定しましたのでまとめておきます。
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NECキャピタルソリューション 7,908円
NTTドコモ   5,392円
SPK       5,023円
アルプス物流 6,290円
キヤノン     5,841円
クリエートメディック 2,876円
もしもしホットライン 7,908円
武田製薬工業   16,174円

2013年における受取配当合計額 71,259円
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投資額に対する実質利回りは約4.40%となり、業績悪化に伴う大きな減配もなく想定どおりの水準となりました。貸株金利もあわせればさらに高水準となり、株価の値上がり益も含めると今年はなかなかの高利回りとなりました。

最近の堅調な株価の推移の前にキャッシュは温存している状態ですので、そろそろ下がってくれないかと指を加えて待つことにしています。
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# by ueken2525 | 2013-12-11 20:47 | 保有銘柄
前回の記事においては、具体的な個別銘柄をもとに配当成長率を算出してみました。今回はこの配当成長率を売買にどのように活用するか、を考えていきたいと思います。

① n年後のBPSとEPSを求める。
 前回の記事に書いたとおり、n年後の配当金はn年後のBPS及びEPS並びに平均ROEから求めることになります。これを2年目、3年目、4年目・・・10年目のEPSを算出し、各年のEPSに平均配当性向を乗じ、n年後(今回の場合は10年間)の配当金の合計を算出することにします。計算式としては以下のとおりとなります。

2年目・・・(((直近BPS×(1+平均RIR)^2)×平均ROE)×平均配当性向

3年目・・・(((直近BPS×(1+平均RIR)^3)×平均ROE)×平均配当性向

4年目・・・(((直近BPS×(1+平均RIR)^4)×平均ROE)×平均配当性向
                       :
                       :
10年目・・・(((直近BPS×(1+平均RIR)^10)×平均ROE)×平均配当性向

また、企業にもよりますが、配当金そのものを10円単位で増配する場合もあることから、保守的に見積もることも加味して、1円単位切り捨てとすることとします。

以上のことから、10年間の配当金推移は以下のとおり予測することができます。

1年目 29円
2年目 40円
3年目 50円
4年目 50円
5年目 60円
6年目 60円
7年目 70円
8年目 80円
9年目 90円
10年目 100円

算出した配当金10年間の合計は629円となります。前期配当金が58円でしたから決して実現できない数字ではないと思われます。

② 期待収益率を算出する。
 10年間の受取配当金を10で割ると年間当たりの平均受取配当金額が算出できます(629円÷10=62.9円)。ワタシの投資方針では年間配当利回り4.4%を達成することであることから62.9÷4.4%=1429円までが「買い」ラインであり、現状の株価1257円は割安と判断することになります。

 今回の場合は割安と判断される結果となりましたが、割高の場合は配当利回り4.4%を達成可能な株価が買いラインとなりますし、逆に、売りラインとしては買値から629円上昇した価格となります。このことから売買ルールとしても明確化される点でメリットがあります。

 これまで、配当成長率及びこれに基づいた適正株価を検討してきたわけですが、ここまで読んでこのような計算をすべて手作業でやることはかなり煩雑であり、過去のIRを読破するなど時間的にも非効率と言わざるを得ません。

 実際に実施する方法としては、平均ROE、平均IRR、平均配当性向などのデータは会社四季報CD-ROMによるスクリーニングを活用し、予想BPS、予想EPS、予想配当金などの計算についてはEXCELなどの表計算ソフトでフォーマットを作成しておけば、作業自体は2,3分で終えることができます。

 次回の日記ではこの会社四季報CD-ROMとEXCELの計算式についてまとめていきたいと思っています。
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# by ueken2525 | 2013-07-23 06:00 | 投資方針
前回の記事においては、配当成長率の算出方法についてまとめてみました。今回はこの算出方法に基づき個別銘柄を例として配当成長率を算出することとします。

取り上げる銘柄はわがPFの一角、もしもしホットライン(東証1部:4708)です。


① 予想期間
 会社四季報CD-ROMのデータから算出するため10年間とします。

② 現状の指標
 直近の情報を確認します。
 株価(Price) 1257円
 1株あたり配当金額(DPS) 29円
 1株当たり利益(EPS) 58.04円
 1株当たり純資産(BPS) 601.66円
※株価は平成25年7月22日現在

③ 平均ROE
 過去10年間の平均ROEは16.88%でした。

④ 平均内部留保率(IRR)
 過去10年間の平均内部留保率(IRR)は63.42%でした。

⑤ 平均配当性向
 過去10年間の平均配当性向(DPR)は1-平均IRRにより求められます。よって、1-0.6342=0.366=36.58%となります。

⑥ 平均再投資
 毎年の純利益のうち、再投資に振り向けられる割合(RIR)は平均ROE×平均IRRによって算出されます。よって、RIR=16.88%×63.42%=10.71%となります。

⑦ n年後の予想BPS
 n年後の予想BPSは、直近のBPS×(1+平均RIR)^nで求められます。n年は任意の期間ですが、ここでは各平均値を過去10年間で算出していますから、10年後の予想BPSを求めることとします。

 10年後の予想BPS=直近のBPS×(1+平均RIR)^10=1663.55円

⑧ 予想EPS
 10年後の予想BPSをもとに予想EPSを以下の式により算出します。

 10年後のEPS=10年後の予想BPS×平均ROE
 =1663.55円×16.88%
 =280.81円

⑨ 10年後の配当金
 10年後のEPSと平均配当性向(DPR)をもとに10年後の配当金を算出します。

 10年後の配当金=10年後のEPS×平均DPR
 =280.81円×36.58%
 =102.72円

⑨ 配当成長率
 配当成長率=(102.72/29)^(1/10)-1
 =13.81%

以上のとおり、配当成長率を求めることが出来ました。仮に2004年の配当4.5円→2014年予想29円で配当成長率を計算した場合、年率30.41%という数値になり非現実的な数値になります。これに比べたら上記の計算方法によるほうがぐっと現実的な数値と言えます。

また、決算書によるともしもしホットラインの配当性向は50%を目途としていることから平均配当性向36.58%という数値は保守的な数字です。BPSが年率10.71%で増加することが前提となりますが、受取配当金についてはEPS増加率に対して上振れる期待も持てることができます。

このように配当成長率について算出することができたのですが、この配当成長率を活用してどのように買い判断を下すのかが重要なポイントになります。このことについては次回のブログで更新したいと思います。
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# by ueken2525 | 2013-07-22 19:46 | 投資方針
 前回の記事において、配当成長率を加味した銘柄選別方法に関して問題提起を行いました。今回は引き続き配当成長率について検討を進めていきます。

配当成長率の算出については、過去の配当金額を参考に算出することが可能ですが、次の問題点を挙げることができます。

 すなわち、10年前の配当額が10円、今年の配当金が17円だった場合、配当成長率(CAGP)は、6.07%となります。しかし、この高い配当成長率が将来にわたって維持できるのか、という疑問があります。また、データ上過去10年間の配当金額が限度であり、仮に20年前の配当金額が10円であった場合は配当成長率は2.83%まで下落することになります。このことから過去の数値のみを根拠として配当成長率の算出を試みた場合、その誤差が大きくなることが見込まれます。

 そこで、将来のEPSを予測し、そこに過去の平均配当性向を乗じて予想配当金額を算出してみようと思ったわけです。具体的な算出方法は以下のとおりとなります。

① 予想期間
 何年先の配当金を算出するために必要な指数の平均期間を定義します。ここでは会社四季報CD-ROMにデータ化されている10年間とします。
② 最新情報
 直近の株価(PRICE)、1株あたり配当金額(DPS)、1株当たり利益(EPS)、1株当たり純資産(BPS)を調べる。
③ 平均ROE
 過去10年間のROEを調べる。
④ 平均内部留保率
 過去10年間の平均内部留保率(IRR)を求める。
⑤ 平均配当性向
 過去10年間の平均配当性向(DPR)を求める。
⑥ 平均再投資
 毎年の純利益のうち、再投資に振り向けられる割合(RIR:平均ROE×平均IRR)を算出する。
⑦ n年後の予想BPS
 直近のBPSをもとにn年後のBPSを求めます。BPSは毎年再投資に回される分だけ成長すると仮定します。算出方法は以下のとおりとなります。

 n年後の予想BPS=直近のBPS×(1+平均RIR)^n

⑧ n年後の予想EPS
 n年後の予想BPSをもとに予想EPSを以下の式により算出します。

 n年後のEPS=n年後の予想BPS×平均ROE

⑨ n年後の配当金
 n年後のEPSと平均配当性向(DPR)をもとにn年後の配当金を算出します。

 n年後の配当金=n年後のEPS×平均DPR

⑩ 配当成長率の算出
 n年後の配当金をもとに配当成長率を算出します。

 配当成長率=(n年後の配当金÷直近の配当金)^(1/n)-1

文書で記載すると以上のとおりとなりますが、計算式をすべて手計算すると作業がやたら煩雑になりますね。ただ、将来のEPSなどは誰にも予測不能ですし、ある程度正確にかつ保守的に数字を見積もる必要があるという点において、会社四季報CD-ROMとEXCEL関数で解決できるレベルは許容範囲かと思います。

この算出方法は「バフェットの銘柄選択術」に記載された内容をもとにしています。この本では、n年後のEPSをもとに株価収益率(PER)が一定と想定してn年後の株価を算出し、高い期待収益率であれば買いとする手法として紹介されています。上記の計算では、成長に伴う株価上昇ではなく、配当金の増加に特化した計算方法としたわけです。

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実際に文書化してみると分かりにくいことこの上ないので、次回以降は、これらの算定式を用いて実際に銘柄分析していきたいと思います。
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# by ueken2525 | 2013-07-21 11:13 | 投資方針